※会場の写真は新型コロナ感染症拡大以前のものです。
このたびは、2022年度 教育の情報化推進フォーラムにご参加いただき、誠にありがとうございました。
おかげさまで、新型コロナウイルス感染症の影響も懸念された中で、感染防止対策にご協力いただきながら、多くの皆さまにお集まりいただきくことができました。重ねて御礼申し上げます。
次回2023年度もさらに皆さまに役立つイベントとなるように内容を一層充実させてお届けいたします。
次回の教育の情報化推進フォーラムにご期待ください。
3日(金)12:50~13:50
「GIGAスクール構想の実現について」
文部科学省 初等中等教育局 学校デジタルPTリーダー
(併)初等中等教育局企画官、学びの先端技術活用推進室長
(併)GIGA StuDX推進チームディレクター 武藤 久慶 氏
「何故、令和の教育改革なのか? 何故、GIGAスクール構想なのか?」
GIGAスクール構想の背景として理解しておくべき社会構造のメガトレンド、我が国の青少年や社会人の課題、そこから逆算的に求められる学校教育のアップデートの必要性、端末活用が日常化している学校の取組事例、端末の活用状況の現状及び課題、ネクストGIGAに向けた施策の方向性などについて、豊富なデータや写真を交えてなるべく具体的に解説します。
3日(金)14:00~15:00
「開く情報と開く対話:初等中等教育における探究的教育」
立教大学文学部 教育学科 教授 河野 哲也 氏
コロナ禍によって社会のオンライン化が進んだ一方で、日本の初等中等教育でのICT教育の遅れが指摘されている。それは、日本の学校そのものが現実の世界から閉ざされた領域を作り出していることを意味している。今、教育において、社会において、求められているのは、自分と社会を相互に開くためのコミュニケーションであり、情報はそのためのメディアである。「開く」とは、相互に変身し続けることで、相互に自律し、自分自身であり続ける行為である。本発表では、高校生と大学生とがオンラインと対面での対話、そしてフィールドワークを通して、1年間、総合的な探求の授業を行なった教育実践を報告しながら、情報と対話の「開く」力について考察したい。
3日(金)15:30~16:50
「情報活用能力を育む授業デザインを考える ~ 小学校総合的な学習の時問の模擬授業から~」
コーディネーター 放送大学 客員教授 佐藤 幸江 氏
コメンテーター 柏市立手賀東小学校 校長 佐和 伸明 氏
授業者 浜松市立浅間小学校 教諭 菊地 寛 氏
学習指導要領をもとに、5つの学習プロセスと13の要素からなる「情報活用能力ベーシック」を開発しました。本セミナーでは、「情報活用能力ベーシック」の概要と、模擬授業「第6学年・レジ袋の環境面における課題は何か 〜なぜレジ袋は有料化されたのか探ろう〜・総合的な学習の時間」を通じて、情報活用能力を育む授業づくりのポイントに関して解説します.ご参加の皆様には,学習者目線でそのプロセスを体験していただき,教師目線でその理解を深めていただく機会にしていただくことを期待しています。
また、ご参加いただきますと、情報活用能力を育成するための学習活動や年間指導計画等を検討されるときにとても役立つ ①「情報活用能力ベーシック」パンフレット、②「情報活用能力を育む授業づくりガイドブック小学校版」、③「情報活用能力を育む授業づくりガイドブック中学校版(2月末完成予定)」を差し上げます。
3日(金)15:30~16:30
「GIGAスクール端末で学ぶ情報モラル」
コーディネーター 鳴門教育大学大学院 教授 藤村 裕一 氏
パネリスト 中央大学 非常勤講師 榎本 竜二 氏
柏市教育委員会 教育研究専門アドバイザー 西田 光昭 氏
川崎市教育委員会 指導主事 和田 俊雄 氏
社会の在り方が劇的に変わる「Society5.0時代」の到来、先行き不透明な「予測困難な時代」を迎え、学校現場においては、一人一人の児童生徒が、自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会変化を乗り越え、豊かな人生を切り開き、持続可能な社会の創り手となることができるように指導することが求められています。これらを強く認識し、子どもの未来を創る安全安心な社会を目指して、情報モラルについて啓蒙活動していくものです。
今回は、パネルディスカションとして、「GIGAスクール端末で学ぶ情報モラル」について、「1人1台端末の学校現場での課題」と「ネット社会の歩き方の動画教材中心とした紹介」の観点から討議を行っていきます。
3日(金)17:00~18:00
「ICT支援員を活用する学校運営とは」
合同会社かんがえる 代表 五十嵐 晶子 氏
常滑市立大野小学校 教頭 金子 誠 氏
株式会社ハイパーブレイン取締役・愛知教育大学非常勤講師 大江 香織 氏
GIGAスクール構想の展開で学校現場を直接支える力となったのがICT支援員です。ICT支援員については、今後の学校での日常的な活用においても重要な役割が期待されており、地方自治体に対して定常的な雇用の費用が措置されています。
そのICT支援員が活躍する上で重要なのが、学校管理職との対話です。このセッションでは、豊富なICT支援員の経験を持ち、教育委員会に対してICT支援員の活用に関するアドバイスをされている合同会社かんがえる代表の五十嵐晶子氏が座長となり、同じくICT支援員の経験を持つ愛知教育大学講師の大江香織氏と、ICT支援員を有効に活用されている学校管理職である愛知県常滑市立大野小学校の教頭金子誠先生をお招きして、お話を伺います。
3日(金)16:50~17:50
「指導者向け体育実技デジタル教材活用」
東京学芸大学附属世田谷小学校 教諭 久保 賢太郎 氏
GIGAスクール構想が取り沙汰されてから早数年が経過しました。その間、学校現場ではテクノロジーを授業の中でどのように活用するのかについて、議論が進んでいます。
本セミナーでは、SPLYZA teams/SPLYZA motionというアプリケーションを用いた子どもたちの学びの姿をご紹介します。「動きを見える化」することを可能にするこれらのアプリを活用することで、単にスポーツを「する」だけだった子どもたちが、スポーツを「考える」探究者へと変わってきました。そうした姿から、「探究的な学び」や「スポーツをする・見る・支える・知る」などといった現代的な教育課題に、テクノロジーがどのように寄与できるのかについて、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
4日(土)9:30~10:50
「ICTを活用した中学校道徳模擬授業」
授業者 渋谷区立代々木中学校 戸上 琢也 氏
指導助言 秋田公立美術大学 副学長 毛内 嘉威 氏
現在の文部科学省検定済教科書として発行されている全ての中学校道徳教科書に掲載されている教材「足袋の季節」の模擬授業です。この教材は副読本の時代より定番教材ですが、時代背景・人間としての在り方などを1単元で指導できる優れた教材である反面、指導者の力量が必要な教材でもあります。今回は指導者用デジタル教科書の利活用を基本にタブレットにある機能、フリーアプリなどを活用して子どもの道徳的な探求心を刺激しながら教材の持つ価値に迫る授業をご提案します。授業者は代々木学校の戸上琢也氏・指導助言には秋田公立美術大学・副学長の毛内嘉威氏の解説でICT利活用の道徳授業をご提案いたします。
4日(土)9:30~10:30
「第13回教育用コンピュータ等に関するアンケート調査」報告
(一社)日本教育情報化振興会 国内調査部会(株式会社JMC) 井上 義裕 氏
JAPET&CEC国内調査部会では、2年毎に大規模な教育用コンピュータ等に関するアンケート調査を四半世紀にわたって実施しています。今回は全市町村教育委員会、5千校余りの小中学校を対象に実施したものです。国の「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」とは違った角度で情報化の現状を明らかにしています。内容はネットワーク、ハードウェア、ソフトウェア、保守サポート、セキュリティ、情報化に対する意識等幅広く、自治体規模別での比較や、GIGAスクール構想より以前に1人1台環境をほぼ実現していた学校とGIGAスクール構想で整備された学校の比較など、様々な施策や企画、研究で活用できるものとなっています。
4日(土)11:00~12:20
「GIGAの先を考える」
コーディネーター 国際大学 グローバル・コミュニケーション・センター 主幹研究員 准教授 豊福 晋平 氏
パネリスト 東京学芸大学附属小金井小学校 教諭 鈴木 秀樹 氏
北海道教育大学附属函館中学校 教諭 郡司 直孝 氏
GIGAスクール構想も3年目を迎えようとしています。現在、学級・学校・自治体間の利用格差が顕著になりつつありますが、格差の存在自体の認識や普及が滞っていることに対する危機感が必ずしも共有されていないということが、今後大きな問題になると予想されます。そこで、JAPET&CEC教育ICT課題対策部会では、GIGAの先を考え全国の活用のレベルを上げるために今回は現場で着実に実践を積み上げてこられたお二人から、先駆者としての事例を提供いただき、その知見を学び、みなさまに活かしていただきたいと考えました。
機材はそろったが利用格差が広がっている。1人1台端末を自分の学びとして文具にした時にどこまで高度な使い方ができるか。子どもの視点からすると学びの成長がどのように結実するのか。次の授業や未来の見通しを持ち得ているだろうか。GIGAの先にどんな学びの姿を見出していくのか。デジタル時代の子どもたちが持っているスキル、学びの姿について、少しでも明確にできればと思います。
4日(土)11:20~12:40
「情報活用能力育成の肝 ~実態調査、情報活用能力ベーシック、自治体報告から~」
コーディネーター 放送大学 教授 中川 ー史 氏
パネリスト 東北学院大学文学部 教授 稲垣 忠 氏
茨城大学教育学部准 教授 小林 祐紀 氏
熊本大学大学院教育学研究科 特任教授 前田 康裕 氏
情報活用能力は学習指導要領により、言語能力と並び、学習の基盤となる資質・能力と位置付けられています。情報活用能力は特定の教科だけでなく教科横断的につけていくべき力とされていますが、その実態や各校での進め方は試行錯誤が続いています。特に、GIGA端末が整備されて以来、ICT活用との関係にも注目が集まってきており、そこで、実態調査、情報活用能力ベーシック、自治体報告(熊本市)から情報活用能力育成の肝を明らかにしていきます。
また、ご参加いただきますと、情報活用能力を育成するための学習活動や年間指導計画等を検討されるときにとても役立つ ①「情報活用能力ベーシック」パンフレット、②「情報活用能力を育む授業づくりガイドブック小学校版」、③「情報活用能力を育む授業づくりガイドブック中学校版(2月末完成予定)」を差し上げます。
4日(土)13:30~14:50
「デジタル教科書・教材利活用の実践と未来」
コーディネーター:一般社団法人 日本教育情報化振興会 会長 山西 潤一 氏
パネリスト:放送大学 教授 中川 一史 氏
印西市立原山小学校 校長 松本 博幸 氏
昭和女子大学附属昭和小学校 英語科長 幡井 理恵 氏
タブレットが行き渡り、各学校ではICT をどのように活用するかが大きなテーマになっております。
その中でデジタル教科書を中心に教材の利活用をどのように授業で進めて行くかは先生方も注目する部分かと思います。今回の総括パネルディスカッションでは、デジタル教科書の活用についてパネリストが各々の立場からみた利活用方法を発表し、また、実践事例としてはデジタル教科書を活用した小学英語の授業事例をご提案させていただきます。
全国から応募された多数のICT活用実践の中から、厳正な審査によって、文部科学大臣賞などの各賞を受賞した32の実践が表彰されます。
ICT夢コンテストで受賞したICT活用実践の最新32事例を、実践された先生方にご発表いただきます。
協賛企業の協力のもと、教育で活用できる最新のICTハードウェア、ソフトウェア、コンテンツ、サービス等を、フォーラム内に一同に展示して、来場された方に直接触れる機会を設けています。
※写真は新型コロナ感染症拡大以前のものです。
大ホール/小ホール
中練習室41/中練習室42
大ホール/小ホール
中練習室41/中練習室42
本フォーラムへのご参加はこちらお申込みください。
変更・キャンセルはこちらからできます。
参加お申込方法等に関するお問合せ先
一般社団法人 日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)
教育の情報化推進フォーラム事務局
Tel : 03-5575-5365
e-Mail : jcedufo2022(アットマーク)japet.or.jp
※メールアドレスの(アットマーク)は@に置き換えをお願いいたします。
株式会社内田洋行
エプソン販売株式会社
株式会社ガイアエデュケーション
株式会社がくげい
株式会社 教育ネット
サイバーリンク株式会社
株式会社サカワ
株式会社ジェイアール四国コミュニケーションウェア
シャープマーケティングジャパン株式会社
株式会社SHINKO
Sky株式会社
スズキ教育ソフト株式会社
Dynabook株式会社
大日本図書株式会社
ダイワボウ情報システム株式会社
株式会社ティーファブワークス
テクノホライゾン株式会社エルモカンパニー
東京書籍株式会社
日本放送協会
株式会社ネットアドバンス
株式会社ネットラーニング
富士通Japan株式会社
富士電機ITソリューション株式会社
株式会社マウスコンピューター
株式会社マトリックスコミュニケーションズ
株式会社MetaMoJi
リコージャパン株式会社
※会社名は五十音順