ここでは、情報活用能力育成の指導指標である「情報活用能力ベーシック」を、校内研修でご活用いただくために、校内研修パッケージをご紹介します。

学習指導要領では、情報活用能力が学びの基盤となる資質・能力として位置づけられています。1人1台端末やクラウド型アプリなどを活用した、学習者主体の授業づくりが求められている一方で、そのための取り組みはまだ十分とは言えず、授業の具体的なイメージが持ちにくいという声も現場から聞かれます。
こうした課題に応えるため、私たちは「情報活用能力ベーシック」を開発し、各地でワークショップ型の研修を行ってきました。
このたび、さらに校内研修で活用できる教員研修パッケージを新たに開発いたしました。ぜひ多くの学校現場でご活用いただき、これからの授業づくりの一助となれば幸いです。

校内研修パッケージの構成
3つのツール
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研修で使用する動画資料
- 小学校
- 授業:⼩学校第6学年 道徳 銀のしょく台(「レ・ミゼラブル」より)
- 授業者:船橋市立若松小学校 渡辺 拓也先生
- 授業指導者:船橋市立宮本小学校 秋元 大輔校長先生
【授業の流れ】
- 最近あった「許せないこと」をロイロノートで集計する。
- 「許せないことがあったときに、どうすればいいのか考えよう」というテーマを設定。
- 『銀のしょく台』を途中まで読む。(銀のしょく台を盗んだジャンが憲兵に捕まり、司祭が声を掛ける前)
- 3~4人の班で、司祭がジャンにどう声を掛ければ、嫌な思いをしないか司祭の台詞を考える。
- 考えた台詞をCopilotに批判させる。
- 中学校
- 授業:中学校 中等教育学校2年(中学校第2学年) 探究科
- 授業者:学校法人桐蔭学園中等教育学校 専任教諭 郡司 直孝先生
- 授業指導者:放送大学 客員教授 佐藤 幸江先生
【ショートバージョン「教師の働きかけバージョン」について】
50分の情報活用能力育成をめざす中学校の授業では、教師はどのような役割を果たすのでしょうか。
この動画では、郡司先生が授業開始でどのように学習のゴールを提示しているか、学習が進む中で、学習者の学ぶ様子を見取り、どのような働きかけをしているかが分かるように編集をしています。授業の様子を編集しているロングバージョンと比較しながら視聴されると、より郡司先生の果たす役割が見えてくると思います。

※この動画は競輪の補助により作成しました。