主催者からのご挨拶
1人1台端末と高速通信ネットワークの整備という世界に先駆けたデジタル学習基盤の整備で教育のパラダイムシフトが進んでいます。GIGAスクール構想も第2フェーズに入りました。ほぼ毎日端末を活用した授業が7割。OECD2030が求める自律的な学びを育て、自らの学びの航海を自ら舵取りできるラーニング・コンパスをしっかり使える未来人材の育成です。全国学力・学習状況調査のCBT化、デジタル教科書の本格導入、充実した教育コンテンツがネットを通していつでもどこでも利用できるエドテックの振興など、児童生徒の学びや教育が大きく変わりつつあります。教育DXの推進で教員の働き方改革も進んでいます。
こんな中、第9回関西教育ICT展を開催すべく準備が始まりました。本ICT展では、ICTで教育力を高めるべく、教育現場でのICT活用へのさまざまな提案を毎年してきています。第8回の関西教育ICT展では、ようやくコロナが落ち着いてきたこともあり、5000名を超える学校の先生や教育委員会など多くの関係者の皆さんにご来場をいただきました。また多くのセミナーや出展いただいたブースはどこも盛況で、参加された学校の先生や教育委員会の皆さんからは、最先端の教育システムや役立つ教材に直に接することができるとともに、リアルに専門家の話を聞け、大変良かったというご意見をたくさん頂きました。
第9回関西教育ICT展に向けては、話題の生成AIや次世代の校務支援システムなどへの興味関心が一層高まってきている中、従来にもまして多くの教育関係者の参加が期待されています。これらの教育関係者の期待に応えるべく、関連企業・団体の皆さんには、是非とも出展へのご協力をお願いしたく思います。どうかよろしくお願い申しあげます。
(一社)日本教育情報化振興会 会長
上越教育大学監事/富山大学名誉教授
山西 潤一
本展示会の特長
教育現場からのメッセージ
教育DXの着実な推進に向けて最新の情報を入手できる貴重な機会
令和の日本型学校教育の構築に向けてはICT活用が不可欠です。
学習面及び生活面全般におけるICTの活用や、保有している教育データの分析・検証を通じた施策の推進に向け、好事例の情報収集や、機器やアプリの操作体験ができる関西教育ICT展は、とても有意義な機会であると考えております。
「令和の日本型学校教育」の推進に役立つ関西教育ICT 展
「令和の日本型学校教育」には、1人1台の情報端末とクラウド活用が不可欠です。実際、推進力がある自治体では、児童生徒による学びの広がりや教員の働きやすさを考えた整備に腐心し、活用推進につながる考え方をリーダー層が学んでいます。クラウドを十全に活用した校務DXも始まっており、働き方改革が進行中です。関西教育ICT展は、このような動向に対してたいへん参考になります。ぜひご参集いただき、良い教育を目指した議論をしましょう。
教育DX の最新情報からこれからの教育ビジョンを描く機会
個別最適な学びと協働的な学びの実現に向けては、ICT活用を前提に教育活動を仕組む必要があります。関西教育ICT展は、ICT機器や授業・校務支援システム、教育用コンテンツ、先進的なICT活用事例など、教育DXの最新情報を収集し、これからの教育ビジョンを描く絶好の機会です。
教育現場におけるDX推進の検討に役立つ機会
教育現場においてもDX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進を意識しなければならない時代です。しかし、よく誤解されていますが、DXは単なるICT導入ではまったくありません。自分たちが目指す教育を実現するためにICTをどのように活用できるか考え、そのために必要な改革を行うことです。関西教育ICT展では、参考となる様々な事例やアイデアを数多く学ぶことができます。また、講演者・出展者・参加者と対話することによって理解を深めることができる機会でもあります。ぜひ、この絶好の機会を活用してください。
どんな状況でも学校現場で使える情報が満載
日常でも学校現場で使える情報満載のセミナーや展示が多数あります。遠隔教育やGIGAスクール、ICT活用授業事例、ICT環境整備や活用研修の事例などもあり、これからの学校現場でのICT活用の ビジョン策定から更なる推進まで、非常に参考になります。